2010年10月29日
おばあちゃんの具合が芳しくない。

1ヶ月程前に手術をして、落ち着いていたようにみえたのだけれど、今週はじめあたりから、また体調がすぐれないようだ。

病院は好きになれない。
まあ、あそこを好きという人なんて、あまりいないとは思うけれど。

病室からは、小さな窓枠に合わせて切り取ったような、同じ景色しか見えないし、
病院内の温度は一定に保たれているので、季節のうつろいを感じることもできない。

あの狭い空間で、同じ毎日の繰り返し。

言葉を交わす相手と言えば、先生と看護士さんくらい。

息が詰まるし、今日が何日の何時なのかも時々わからなくなる。

あたしも小さい頃は体が弱くて、ほとんど病院で過ごした記憶しかない。
その時はお母さんが泊まりこんでついててくれたっけ。
誰かがそばにいると心強いし、なによりすごく嬉しい。

おばあちゃんはあたしが、どうでもいいような話をして、へらへら笑ってるのが好きなんだって。
あたしがへらへらしてると安心するらしい。

だから、休みの日はなるべく顔を出すことに決めた。
そばにいてあげることしかできないけど、そばにいてあげることはできるから。

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